供養とは

供養・葬送儀礼

供養とは、供給(くきゅう)資養(しよう)の略

投稿日:2018年12月19日 更新日:

供養はお供えをする行為が目的ではなく、
自分自身の心を養うこと

供養とは、供給(くきゅう)資養(しよう)の略で、サンスクリット語の「塗る」「彩る」などを意味するプージャナーを訳したものだそうです。

資養とは、資源を養うこと。「資源」というと、エネルギーなどに代表されるように無機質な言葉に聞こえてしまいますが、その解釈は多岐にわたり、たとえば福祉用語では有形・無形問わず、制度、期間、人材、お金、技術、知識などを総称して「社会資源」という表現を使います。

供養の中に隠れている「資源」は人間の本質や資質を意味し、それを豊かに育み養っていくことが資養という言葉に表されているそうです。

つまり供養とは、お花やお香、供物など、お供えをする行為が目的ではなく、それによって自分自身の心を養うことを目的として行われるのですね。

供養の考え方は、仏教以前、古代インドにおいてすでにあったとされ、古代インドの叙事詩「バガバッド=ギーター」には、動物供犠や供物が神々や死者を養う食物であると考える思想が見いだされたそうです。

現在の日本では、供養は人だけでなく、針供養、人形供養、茶筅供養など、さまざまな供養が行われています。感謝の気持ちをカタチにあらわすことで、感情を整理したり、心が豊かになったり……、こうして供養文化が脈々と次世代に引き継がれていくのでしょう。

参考:新谷尚紀編、関谷まゆみ編「民俗小辞典『死と葬送』」吉川弘文館

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編集部

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